N-BOXスラッシュ・N-BOX+とは?現行N-BOXとの違い

屋根の低いN-BOXスラッシュ風の車と背の高い現行N-BOX風の車を並べたイメージ

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中古車サイトでN-BOXスラッシュを見かけて『これって今のN-BOXと何が違うの?』と気になった方、多いですよね。

結論から言うと、スラッシュもN-BOX+(プラス)も、初代N-BOXをもとに作られた別モデルで、どちらも新車の販売は終わっています。いま買うなら中古だけなので、年式と税金、傷みやすい所を先に知っておくのが近道です。

この記事を読めば、2台の正体と、現行N-BOXとの差、中古で見るべき点がひと通り分かります。

目次

N-BOXスラッシュとN-BOX+ってどんな車?

先に結論

N-BOXスラッシュとN-BOX+は、どちらも初代N-BOX(JF1/JF2)の車体をもとにした派生モデルです。いまの3代目N-BOX(JF5/JF6・2023年10月発売)とは世代が2つ違います。

名前に「N-BOX」と付くので、今のN-BOXの一種だと思われがちなんです。ただ実際は、作られた時期も目的もかなり違います。

ざっくり言うと、スラッシュは「おしゃれに乗るための背の低いN-BOX」です。N-BOX+は「荷物や車いすを積みやすくしたN-BOX」でした。

項目N-BOXスラッシュN-BOX+(プラス)
登場2014年12月2012年7月
もとになった車初代N-BOX(JF1/JF2)初代N-BOX(JF1/JF2)
狙い見た目と内装を楽しむ荷室と乗り降りのしやすさ
後ろのドア開き戸(ヒンジ式)スライドドア
新車販売終了(2020年頃)終了(2017年頃)

『エヌボックス スラッシュって、今も新車で買えるの?』という質問はよく見かけます。答えは、いいえです。

新車で近い車が欲しい場合は、現行N-BOXや派生のN-BOX JOYから選ぶことになります。

世代ごとの流れをまとめて見たい方はN-BOXの歴代モデル一覧で、JF1からJF5までを並べています。

N-BOXスラッシュの特徴

スラッシュのいちばんの特徴は、屋根を低くしたクーペのような形です。N-BOXらしい箱型ではなく、ぐっと引き締まった横顔をしているんです。

もう一つが内装です。インテリアのテーマを選べて、シートや内装の色柄でかなり雰囲気が変わりました。音響にこだわった装備を選べたのも、当時としては珍しい点でした。

一方で、後ろのドアは普通の開き戸です。スライドドアを期待して見に行くと『あれ、違う』となりやすいので気を付けてください。

N-BOX+(プラス)の特徴

N-BOX+は、荷室の床を斜めに下げて、車いすや自転車を積みやすくしたモデルです。荷室を上下2段に分けられる板も用意されていました。

福祉車両としての仕様もあり、介護の送迎で使われていた車も多いんです。2代目N-BOXからは、こうした役割を「スロープ仕様」が引き継いでいます。

現行N-BOX(JF5)とどこが違う?

『見た目が好きだから、中身は今のN-BOXとそんなに変わらないでしょ?』と思う方もいるはずです。実は、世代が2つ違うので、中身はかなり違います。

まずは大きなところを表で並べておきますね。現行N-BOXの数値は、ホンダ公式の諸元をもとにしたものです。

項目N-BOXスラッシュN-BOX+現行N-BOX(JF5/JF6)
世代初代ベース初代ベース3代目
全長×全幅3,395mm×1,475mm3,395mm×1,475mm3,395mm×1,475mm
全高1,600mm台後半(公式諸元で確認)1,700mm台後半(公式諸元で確認)1,790mm(FF)/1,815mm(4WD)
後ろのドア開き戸スライドドアスライドドア
燃費の表示JC08モードJC08モードWLTCモード(標準NA・FFで21.6km/L)
新車で買えるか不可不可可(標準176万8,800円から)

全長と全幅は、軽自動車の枠いっぱいなのでどれも同じです。違いが大きいのは高さとドアなんです。

現行N-BOXの価格は、2026年7月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込・FF)です。標準が176万8,800円、カスタムが199万4,300円となっています。

N-BOXスラッシュ・N-BOX+・現行N-BOXの違いを並べた図解

燃費はそのまま比べられない

「nbox スラッシュ 燃費」を調べると、当時のカタログ燃費が出てきます。ただ、これはJC08モードという古い測り方の数字です。

現行N-BOXのWLTCモードとは条件が違うので、数字だけ並べて『スラッシュの方がいい』とは言えません。比べるなら、実際に乗っている人の給油記録(実燃費)同士で見る方が確かです。

安全装備の差がいちばん大きい

世代の差がいちばん出るのは安全装備です。現行N-BOXは、衝突を防ぐための支援機能「Honda SENSING」を全タイプに付けています。

スラッシュやN-BOX+の頃は、支援機能の中身がずっと限られていました。同じような機能名でも、できることの幅が違うんです。

家族を乗せる機会が多い方は、ここを重く見ておきましょう。現行の装備でできることはN-BOXの安全装備|Honda SENSINGでできることで詳しく書いています。

スラッシュのグレード・ターボ・色・内装は?

スラッシュのグレードは、エンジン(NAかターボか)と装備の量で分かれていました。『グレードの違いがよく分からない』という声が多いのは、内装テーマの選択肢まで絡むからなんです。

中古で見る時は、グレード名よりも次の3つを確かめる方が迷いません。

スラッシュの中古で確かめる3点
  • NAかターボかを車検証の型式と装備表で確かめる
  • 内装テーマ(シートの色柄)が好みに合うかを実車で見る
  • 音響装備やナビが純正で付いているかを確かめる

ターボは必要?

「nbox スラッシュ ターボ」を探している方も多いですよね。高速道路や坂道をよく走るなら、ターボの方が楽に感じるはずです。

ただ、スラッシュは背が低い分、同じ世代のN-BOXより空気の抵抗が少ない形です。街乗り中心ならNAでも困らないという声もあります。

ターボ車の燃費は、同じ条件ならNAよりやや落ちると考えておきましょう。実際の差は乗り方で大きく変わります。

色の選び方

スラッシュは2トーンのボディカラーが多く、それが人気の理由でもありました。「nbox スラッシュ 色」で探す方が多いのもうなずけます。

中古では、色の組み合わせで見つけやすさがかなり違います。好みの色が決まっているなら、年式や走行距離を少し広めに見ておくと候補が増えますよ。

屋根と車体で色が違う2トーンは、屋根の色あせや小傷が目立ちやすいこともあります。晴れた日の屋外で、上からも見ておきましょう。

内装の雰囲気

内装は、スラッシュを選ぶ人がいちばん惹かれる部分です。「nbox スラッシュ 内装」で画像を見て決めた、という方もいるはずです。

一方で、年数がたつとシートの色あせや汚れ、ダッシュボードまわりのきしみ音が出てくることも。写真だけで決めずに、座って、動かして確かめてみてください。

燃費と維持費はどう考える?

『古い車だから維持費は安いんでしょ?』と思いがちですよね。実は、軽自動車税(種別割)は年式によって上がる場合があります。

軽自動車税は、いつ最初に登録されたかと、登録から何年たったかで金額が決まります。現行N-BOXのように2015年4月以降に最初の検査を受けた車は、年10,800円です。

最初の検査の時期年数軽自動車税(種別割・年額)
2015年3月まで13年未満7,200円
2015年4月以降13年未満10,800円
どちらでも13年を超えたら12,900円

N-BOX+は2012年登場なので、初期の車はすでに13年を超えています。スラッシュも2014年12月登場なので、2027年以降に13年を迎える車が出てきます。

車ごとの金額は、車検証の「初度検査年月」で確かめるのが確実です。ほかの税金も含めた話はN-BOXの軽自動車税と重量税にまとめています。

燃費は実燃費で見る

スラッシュもN-BOX+も、カタログ燃費はJC08モードの数字です。実燃費は季節や乗り方で大きく変わるので、試乗や前オーナーの記録簿で傾向をつかむくらいに考えておきましょう。

古い分、部品と修理の出費は増えやすい

年数がたった車は、税金よりも修理の出費の方が効いてきます。バッテリー、タイヤ、ブレーキまわりは、買ってすぐ交換になることも。

「nbox スラッシュ 故障」で調べると、エアコンやスライドドアではなく、年数相応の消耗の話が多く出てきます。スラッシュは後ろが開き戸なので、スライドドアの故障の心配がない分、そこは気が楽なんです。

一方でN-BOX+はスライドドアなので、開け閉めの動きと異音は忘れずに見ておきましょう。N-BOX全体で出やすい故障の傾向はN-BOXの故障しやすい箇所と修理費の目安で確認できます。

中古で買う時に見ておきたいこと

いまスラッシュやN-BOX+を手に入れるなら、中古しかありません。「エヌボックス スラッシュ 中古」で探している方に、見る順番をお伝えしますね。

中古のスラッシュ・N-BOX+を選ぶ順番
  1. 車検証の初度検査年月で年式と税額を確かめる
  2. NAかターボか、4WDかを型式と装備で確かめる
  3. 整備記録簿で、オイル交換や消耗品の交換歴を見る
  4. 実車で内装の傷み、屋根の色あせ、ドアの動きを見る
  5. 乗り出し総額で、現行N-BOXの中古や未使用車と比べる

最後の「比べる」が意外と大事です。例えばこんな場面があります。

「スラッシュの中古、思ったより高いね」<br>「同じ予算なら、2代目のN-BOXも見てみる?」

スラッシュは台数が多くないので、状態のいい車は値段が下がりにくいんです。同じ予算で2代目N-BOX(JF3/JF4)の中古も並べると、判断しやすくなります。2代目については2代目N-BOX(JF3)は今買いかで詳しく書いています。

よくある失敗

見た目に惚れて、車検証と記録簿を見ずに決めてしまうこと。年式によって税額が上がる車があり、消耗品の交換が重なると、買った直後の出費が大きくなります。

フロントガラスなど部品を探す時

「nbox スラッシュ フロントガラス サイズ」のように、部品の寸法を探している方もいますよね。ガラスやワイパーは、同じN-BOXの名前でも型式と年式で合う物が違います。

部品を注文する時は、車検証の型式と車台番号を伝えるのがいちばん確実です。サイズの数字だけで選ぶと、合わないこともあります。

スラッシュのリセールは?

「nbox スラッシュ リセール」も気になるところです。スラッシュは台数が少なく、形が好きな人に指名で探される車です。

ただ、年数がたっているので、売る時の値段は状態と走行距離でかなり変わります。いくらになるかは、時期と地域でも動くので、売る前に複数の買取店で見てもらうのがおすすめです。

N-BOX全体で、色や年式によってどれだけ売値が変わるかはN-BOXのリセールバリューで比べています。

在庫を条件で絞って、年式や価格の幅をざっと見ておきたい方は、中古車サイトで探してみてください。

N-BOX買いたいドットコム

N-BOXの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、N-BOXの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

新車で近い車を選ぶなら?

『スラッシュみたいな雰囲気の車を、新車で買いたい』という方もいるはずです。いまのホンダの軽で近いのは、次のような選び方です。

現行N-BOXを選ぶ良さ
  • 安全装備が新しい
  • 燃費がWLTCで表示され比べやすい
  • 標準は176万8,800円から選べる
スラッシュと比べた時の違い
  • 屋根の低いクーペ風の形はない
  • 内装テーマを選ぶ仕組みはない
  • 見た目の個性は控えめ

見た目の個性を求めるなら、N-BOX JOYという選び方もあります。アウトドア寄りの雰囲気で、2026年7月改良後の価格は198万1,100円(消費税込・FF)です。

違いはN-BOX JOYとは?で詳しく比べています。現行型そのものの評価は現行N-BOX(JF5)の特徴と評価にまとめました。

新車で買う場合は、値引きの相場と交渉の順番を先に知っておくと、総額で差がつきます。N-BOXの値引き相場と限界額から読んでみてください。

スラッシュを中古で買うか現行N-BOXを新車で買うかの判断を示した図解
公式・関連サイトの情報

よくある質問

N-BOXスラッシュはいつまで販売されていましたか?

2014年12月に登場し、2020年頃に販売を終えています。いま手に入れるなら中古だけです。細かな最終年月は、車検証の初度検査年月で確かめてみてください。

N-BOXスラッシュとN-BOXの大きさは違いますか?

全長3,395mmと全幅1,475mmは同じです。違うのは高さで、スラッシュは屋根が低く、現行N-BOX(FF)の1,790mmよりかなり低い作りです。

N-BOX+(プラス)は今のN-BOXのどれにあたりますか?

荷室を低くして車いすや荷物を積みやすくした役割は、2代目以降のN-BOXのスロープ仕様が引き継いでいます。購入前に公式の福祉車両ページで仕様を確かめてみてください。

スラッシュの新車価格はいくらでしたか?

グレードと年式で幅があり、いまは新車で買えません。中古を検討するなら、当時の新車価格より乗り出し総額で比べる方が役に立ちます。

スラッシュのターボ車は中古で見つかりますか?

流通はありますが、NAより台数は少なめです。条件を広めにして探し、型式と装備表でターボかどうかを確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • N-BOXスラッシュとN-BOX+は、初代N-BOX(JF1/JF2)ベースの別モデルで、新車販売は終了
  • スラッシュは屋根の低いクーペ風で後ろが開き戸、N-BOX+は荷室が低いスライドドア車
  • 現行N-BOX(JF5/JF6)とは世代が2つ違い、安全装備と燃費の表示方法が大きく違う
  • 軽自動車税は2015年3月以前の登録なら年7,200円、13年を超えると年12,900円
  • 中古は車検証と記録簿を見て、2代目N-BOXや現行車と乗り出し総額で比べる
N-BOX買いたいドットコム

N-BOX買いたいドットコム 編集部

N-BOXの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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